「燃料油」に“水”を混合させて、所謂——『水エマルジョン』として、バーナーやエンジンに適用して、燃焼効率の改善や排煙(煤)、NOX 等を削減する技術は、凡そ、40年以上前から切磋琢磨されて来た、古く、そして新しい技術です。
“エマルジョン燃料”で、“Google”検索を行いますと、現状では、約68,600件ものヒットを見ます。数年前の調査に比して、ヒット件数が大幅に増加しており、過熱しているようにも感じました。
(株)技術開発総合研究所では、当該——❶水エマルジョン燃料の燃焼改善への効果{=燃料中の“水”が外部温度により水蒸気爆発して、混合気形成を促進させる}が、漸近する{=限界が有る}効果である事、❷水の熱容量増加によるNOx低減効果は有るものの、燃料中の水分量の増加は、一義的に、燃焼
最高温度を低下させ、既存のバーナーに適用する場合は、熱利用効率を低減させる可能性も有る事から、当該技術の開発には余り、積極的では有りませんでした。しかし、❸“液体燃料”中に、酸化剤(空気や酸素)等の気体充填させる——『マイクロ・バブル燃料・燃焼システム【[特許出願名称]気液混合圧送システム(特願2009-158104)、[特許出願名称]燃料供給装置(PCT/JP2009/003411)】』は、燃焼改善と共に、燃焼最高温度も上昇させるため、その抑制のためにも、「水エマルジョン燃料」は有効で有る事、今回、❹大阪の企業様から、「ドライソルベント~灯油~軽油~重油」の各種流体と“水”を均質混合・エマルジョン化させる装置の技術開発を委託された事より、約2か月で、市販の性能を凌駕する——世界最高性能の——『水エマルジョン燃料製造装置』を開発し、その作動試験に成功した事から、当該装置を市販化する事としました。
詳細
|